各種設計・企画提案

樹脂素材の価格は日々変化します。そのため、数年前に見積もりした素材が今も低コストなのか？というと、必ずしもそうとは言い切れません。素材の価格や需要と供給のバランスは国際情勢の影響を受けやすく、刻々と変化するため注意が必要です。また、一時的な国内需要の高まりによって品薄になることもあります。つまり、コストダウンのための素材変更はもとより、納期の面から考えて別の素材への振替を検討しなければならないこともあるのです。

また、必要以上のグレードを想定して、オーバースペックになりすぎていないかも大切なチェックポイントです。安定的に精度が高いパーツを低コストで作れるよう、素材メーカー各社がリリースする新素材についての知識も的確にフォローしているF・Ｓに是非ご相談ください。

樹脂の専門家である当社にご相談いただくことで、タイムリーに正しい情報にアクセスすることができます。素材を見直すことで、コスト削減や納期の短縮化など、お望みの成果を出せることがあります。

切削で対応してきた加工品の需要が高まったので、金型製造にしたいという場合。反対に、必要個数の減少や、追加工がしたいなどの理由により、今まで成形でやっていた加工を切削加工に変えたいというご相談もよくいただきます。

また、切削加工のなかでも、どの部分をどの機械で加工するかによって、工数も変わります。樹脂切削加工のスペシャリストであるF・Ｓ・エンジニアリングが今までのやり方を見直しさせていただくことで、無駄な作業を省いたり、精度を上げたりといったメリットを提供できることがあります。

お客様とWin-Winの関係が構築できるように、加工方法の変更については生産計画や図面を見ながら慎重に行い、最適な加工方法を提案します。

自社に設計部門がある機械メーカー様でも、安全カバーにまで手が回らない、専門的な見地から最適化してほしいといったニーズをお持ちの方も多いようです。機械装置の安全カバーは「とりあえず危険のある部分が覆われていればよい」と、短絡的な安全性を優先して設計をすると、利便性に欠けることがあります。

作業時の加工物の流れや作業員の動線を考慮した上で、一部を取り外しができるカバーにしたり、色味の確認が必要なパネル部分は透明度を高くしたりするなど、使いやすさを重視した設計提案ができるかどうかで、作業効率に大きな差が付きます。